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図書展のご報告

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遅くなりましたが、昨年 12 月 22 ・ 23 日に実施した「開いてみよう! 見てみよう! 子どもの本でラテンアメリカめぐり展」のご報告です。 会場となった横浜市鶴見区は、 1990 年代から多くのラテンアメリカ系の住民の方がくらしはじめ、多文化共生の街づくりを積極的推進しているところです。昨年春にオープンしたばかりの鶴見区民文化センターサルビアホールのギャラリーで行った図書展には、2日間で 260 人もの方がご来場くださいました。 会場は大きく3つのスペースに分け、ひとつめは本の展示コーナーで、ここには日本語・スペイン語・ポルトガル語の 3 言語で要約をつけた 108 冊の日本語で書かれたラテンアメリカについての / ラテンアメリカ出身の作家による、子ども向けの絵本や読み物を展示しました。 さらに、 1950 年代から日本で出版されたコロンブス関連の児童書も展示しました。展示の本でこたえをさがせるクイズラリーは、子どもにも大人にも好評でした。 コロンブス関連の児童書 奥のワークショップコーナーでは、パペル・ピカド(メキシコの絵本などにしばしば登場する切り紙細工)の教室、『びくびくビリー』という絵本に登場するグアテマラ土産として有名なお人形からヒントをもらった人形作り、絵本作家の東郷聖美さんによるおえかきワークショップなどを行いました。 また、ワークショップスペースの向かいの、 ブランケットを敷いた読書コーナーには、スペイン語・ポルトガル語、あるいはそれらの言語と日本語または英語で併記された絵本を置き、自由に手に取って読むことができるようにしました。 その一角には、華やかなクリスマスの飾りつけをし、クリスマスにちなんだラテンアメリカのお話の本や写真を飾りました。 展示した本を熱心に読む来場者 ご来場者からは、 ・ とても興味深かった。このような文化的な活動を続けてほしい。日本とラテンアメリカの統合と友好のために。(女性、 20 歳以上、スペイン語アンケートから) ・良質な本達との出会いにまず感動しました。半日じっくりと読ませていただき、「幸せな時」を過ごすことができました。パペルピカド体験も満足!親切なご指導をいただき無事完成! 飾らせてもらいます(男性...

ラテンアメリカに関する子どもの本の展示@浜松 のお知らせ

2月25日(土)に開催される下記のシンポジウムの会場内で、昨年12月に私たちが鶴見で展示したラテンアメリカに関する子どもの本100冊あまりが、展示されることになりました。 1日だけですがお近くの方、ご興味のある方は、どうぞお運びください。 ++++++++++++++++++++++++++ 在日南米人幼児の就学に向けた支援を考える -就学前に何を習得すべきか- ++++++++++++++++++++++++++ 浜松市を含む外国人集住地域では保育の国際化が進み、保育現場で外国人の子どもを見かけることも稀ではなくなりました。日本語を母語とせず、日本文化にも馴染みの薄い家庭に育つ外国人幼児が近い将来、公立小学校に入学し、問題なく学習活動に入っていくために、幼児期の支援はどうあるべきなのでしょうか。本シンポジウムでは、浜松市に多く居住する在日南米人幼児に焦点を当て、幼児期における就学支援の必要性やその内容・方法について考えます。 開催日時: 2012 年 2 月 25 日 ( 土 ) 13:00 ~ 16:00 <無料・事前申込不要> 会場:浜松学院大学 (浜松市中区布橋 3-2-3 ) 対象:就学前の外国人児童の支援に関心のある方、保育士、幼稚園教諭など 主催:浜松学院大学 地域共創センター 後援:浜松市教育委員会 問い合わせ先: 053-450-7000( 代 ) ■内容 第Ⅰ部 研究報告 「在日南米人幼児の保育と就学レディネス―浜松市での複数の調査から-」    三輪千明 浜松学院大学 教授 「ノルウェーの移民政策と教育・保育」    中田麗子 ベネッセ教育研究開発センター研究員 コメント  二井紀美子 愛知教育大学 准教授 第Ⅱ部 パネルディスカッション 「在日南米人幼児が備えるべき就学レディネスの内容と支援のあり方」 <パネリスト> ・岡田安代 愛知教育大学外国人児童生徒支援リソースルーム アドバイザー    「愛知県プレスクール事業の概要と実践」 ・佐藤公一郎 シンエイランド 園長    「在日南米人幼児の多い保育所での実践」 ・内山夕輝 浜松国際交流協会 コーディネーター    「就学前外国籍児童学校体験教室ぴよぴよクラスの概要と実践」 ・中田麗子...