2012年11月29日

【おすすめの本】ぼくのいぬがまいごです!/Meu cachorro está perdido!/Mi perro se ha perdido

プエルトリコ / Puerto Rico

エズラ・ジャック・キーツ&パット・シェール作・絵Ezra Jack Keats & Pat Cherr (texto/ill.) 
さくまゆみこ訳 / Yumiko Sakuma (trad)
徳間書店 / Tokuma Shoten
2000

移住・移民 / imigração / inmigración
絵本 / livro ilustrado / álbum ilustrado
小学校低学年から / a partir de 6 anos de idade / a partir de 6 años
プエルトリコからニューヨークにひっこしてきたばかりのホワニートは、新しい町で友だちができるか不安でいっぱいです。おまけに、かわいがっていた犬がゆくえふめいに…。「ぼくのいぬがまいごです!」と書いてもらった紙をにぎりしめ、自分と同じようにスペイン語しかわからない犬を探しにでかけたホワニートは、身ぶり手ぶりとスペイン語で犬のとくちょうをせつめいします。ロホ、ペルード、サンボ…赤毛がもじゃもじゃの、がにまたで走る犬はみつかるのでしょうか。多くの移民が住むニューヨークの子どもたちが、主人公をおうえんします。

Juanito, recém chegado de Puerto Rico para Nova Iorque, está preocupado com a possibilidade de não poder fazer amigos na nova cidade. Além disso, o cachorro que ele amava tanto sumiu e ele não consegue achá-lo. Ele procura o cachorro desesperadamente com um papel escrito “My dog is lost!” Usando gestos e falando em espanhol, ele pergunta às pessoas se elas não o viram: rojo(Vermelho), peludo, zambo(cambaio). Será que Juanito consegue encontrar o cachorro vermelho, peludo e cambaio? Na cidade de Nova Iorque vivem muitos imigrantes e as crianças torcem por ele.

Juanito, quien acaba de llegar a Nueva York desde Puerto Rico, tiene miedo de no poder tener amigos en un nuevo país. Además, su querido perro se ha perdido. Con un retrero en el que pone “My dog is lost!”(=Mi perro se ha perdido) en sus manos, Juanito empieza a buscar su animalito, que sólo entiende español como él, y explica cómo es gesticulando; rojo, peludo y  zambo...¿Conseguirá encontrar a su perro, rojo, peludo y zambo? Muchos niños de Nueva York, donde viven muchos inmigrantes, lo ayudan y animan.

2012年11月22日

【おすすめの本】★ブラジルと出会おう/Vamos conhecer o Brasil/Vamos a encontrar Brasil

ブラジル / Brasil

谷啓子・富本潤子編 / Organizador: Keiko Tani e Junko Tomimoto / Compilador: Keiko Tani y Junko Tomimoto
国土社 / Kokudo-sha
2001

ノンフィクション / não ficção / no ficción
くらし・文化/ vida e cultura / vida y cultura
小学校中学年から /a partir de 8 anos de idade / a partir de 8 años

おまつりやよく知られている料理、ブラジルで話されているポルトガル語のことば、日系人のことなど、ブラジルのことを知りたいとき、伝えたいときに必要なことが、絵をつかってわかりやすく説明されています。この本をみて、じっさいに料理を作ったり、歌ったり、遊んだりすることで、ブラジルという国やそこにくらす人びとにしたしみをもつきっかけとなることでしょう。本をつくったのは、日本に住むブラジルの子どもたちと長くつきあってきた人たち。ブラジルにつながりのある子どもたちの通う小学校、中学校にぜひそろえておきたい本。

Este livro explica, usando ilustrações em abundância, tudo que queremos saber e ensinar sobre o Brasil: as festas, as comidas típicas brasileiras, a língua portuguesa, os descendentes de japoneses que moram no Brasil,etc.  Fazendo a comida, cantando e brincando, poderemos sentir o Brasil e os brasileiros muito mais próximos e familiares.  É um guia ideal escrito por pessoas que têm anos de convivência com as crianças brasileiras morando no Japão. Recomendamo-lo às escolas que têm estudantes brasileiros.

Se explica todo lo que queremos saber y enseñar sobre Brasil: fiestas, platos típicos, palabras fáciles del portugués hablado en Brasil, la vida de los nikkeis, entre otros. Cocinando platos, cantando y jugando, podemos acercarnos a Brasil y a los pueblos brasileños. Las autoras de este libro, quienes llevan muchos años ayudando a los niños brasileños recopilaron esta guía ideal, que es imprescindible para colegios e institutos a los que asisten ellos.

2012年11月16日

【おすすめの本】ぼくのミラクルねこネグロ/O Negro de Paris/★El Negro de París


アルゼンチン / Argentina

オスバルド・ソリアーノ文 / Osvaldo Soriano (texto)
ファビアン・ネグリン絵 / Fabian Negrin (ill.)
宇野和美訳 / Kazumi Uno (trad)
アリス館 / Alice-kan
2003

移住・移民 / imigração / inmigración
物語 / narrativa / narrativa 
小学校中学年から / a partir de 8 anos de idade / a partir de 8 años


今から30年ほど前、軍人がアルゼンチンをおさめていたころ、ぼくの家族は自由に生きられる場所をもとめて、フランスでくらしはじめました。けれども、ことばはちんぷんかんぷんだし、町にもなじめずとまどうことばかり。そんなぼくのあんないやくになってくれたのはネグロというネコでした。ふしぎな力を持つネグロはやがて、エッフェル塔の上から、お父さんやお母さんがなつかしげに語るふるさとの国をぼくに見せてくれます。アルゼンチンの人びとが大事にしている歴史や文化や、二つの国のあいだを行き来するぼくの気持ちが伝わってきます。

Há 30 anos atrás, quando os militares dominavam a Argentina, a família de um menino decidiu emigrar para a França, onde poderiam morar mais livre e sem ameaças. No entanto, o menino não entendia a língua no país, nem conseguia se acostumar com a cidade. O único amigo que entendia o menino e passeava com ele era o gato mágico dele, o Negro. Um dia o menino foi à Torre Eiffel com o Negro e de cima da Torre, o gato mostrou ao menino uma paisagem linda, usando sua magia - do país natal dos pais do menino, do qual eles sempre lhe contavam com saudades. Podemos sentir pelo livro a história e a cultura que os argentinos tanto apreciam, e o sentimento do menino que vai e volta entre os dois países através de sua imaginação.

Hace como treinta años, cuando gobernaba la dictadura militar en Argentina, la familia del niño, protagonista, se mudaron a Francia en busca de una tierra donde se pueda vivir en libertad. Sin embargo, el niño se quedaba desconcertado, por no saber ni la lengua ni los lugares. El que lo guiaba fue Negro, un gato mágico. Al final, desde la torre Eiffel, Negro, le mostró Buenos Aires, tierra natal de la que sus padres le contaban con entusiasmo. Podemos acercarnos tanto a la historia y la cultura respetada por los argentinos, como los sentimientos del niño entre los dos países.

2012年11月11日

『そんりさ』にご掲載いただきました。

『そんりさ』は1992年に設立されたRECOM(日本ラテンアメリカ協力ネットワーク)の会報誌です。RECOMは中南米の支援と情報発信を続けている団体で、主な活動は会報誌「そんりさ」の発行や、グァテマラ基金によるグァテマラ共和国の女性団体支援などです。許可を得てその内容を転載させていただきます。

 日本ラテンアメリカ子どもと本の会(CLIJAL)について
    
 はじめに 日本ラテンアメリカ子どもと本の会は、日本とラテンアメリカの人びとを、子どもの本を通じてつないでいきたいという思いで、2009年に結成されたボランティアのグループです。メンバーは、スペイン語やポルトガル語文学の翻訳や、スペイン語圏の文化などの紹介に携わる人、また、子どもの本の作り手、図書館関係者などからなっています。
 結成の背景 私たちがこのようなサークルを結成したのは、この20年近くの間に、日本に住むラテンアメリカにつながる人びととその子どもたちの数が増えたことにあります。1990年の入管法の改定によって、南米の国々から多くの日系の人たちやその家族が来日し、この国で働くようになりました。
 なかでももっとも多いブラジルとペルー二か国の外国人登録者数は、一時期には37万人を超えました。最初は日本を単なる出稼ぎ先と考えていた人たちのなかにも、家族を呼び寄せる人、日本で結婚し子どもが生まれる人も出てきました。子どもたちのなかには日本の学校に通う子どももいましたが、ブラジル人学校や通信教育などで、ポルトガル語やスペイン語で教育を受ける子どもたちもいました。しかし、2008年秋のリーマン・ショック以降、仕事がなくなった親と一緒に帰国する子どもや、通っていた民族学校が閉鎖される子どもたちがでてきました。2011年末の統計では、二か国の登録者合わせて27万人(ブラジル:21万人、ペルー:5.2万人)ですが、年齢層でみると0歳から19歳の滞在者数が全体の2割強で、子どもの教育がコミュニティの大きな関心事となっていることがうかがえます。  
 日本にくらす子どもたちが感じる不自由はさまざまです。学校では、親たちが日本の教育制度をしらないために起こる問題、個性を認めず”マジョリティ”の文化をおしつけるような風潮、言語の問題が原因で起こる学力不足。また、出身国でスペイン語やポルトガル語で教育をうけた親世代との間での、家庭内でのコミュニケーションの問題など。そんなようすを見て、私たちは「本」を中心にして何かできることがあるのではと考えるようになりました。なぜなら、本は自分をうつす「鏡」や、広い世界への「窓」となって読む者に生きる力を与えるばかりでなく、おとなに読み聞かせをしてもらう、絵本などで文字にふれるといった体験は、子どもにとって日本語または継承語での識字能力を育てるうえでとても大事だと考えたからです。  
 とはいえ、個人で洋書を取り寄せるのは決して簡単なことではありませんし、公共図書館の外国語サービスは、一部の集住地域では熱心な取り組みがされているものの、児童書まではなかなか手がまわらないというのが実情です。すでに多くの方たちが、子どもたちの補習やさまざまなサポートに取り組んでおられますが、子どもの本を通してのアプローチはまだ少なく、私たちに手伝えることはないだろうかと活動を始めました。
 図書展の開催 活動を始めるにあたって、私たちはメンバーそれぞれの経験を持ち寄り、また、子どもたちの現況を知るために、専門家や支援ボランティアの方たちのお話を聞き、学校などにも足を運びました。そのなかで気づいたことは、子どもたちをとりまく日本の人びとのあいだで、まだまだラテンアメリカのことが知られていないということでした。(ラテンアメリカに限りませんが)。
 その原因のひとつとして、テレビなどの大きなメディアが流すラテンアメリカの情報が、古代遺跡やアマゾンの自然、カーニバルなど、目をひきやすい限られたものになりがちなことがあります。そこで私たちは、日本で出版されている、人々の暮らしぶりや文化、心情、歴史などを伝える子どもの本を皆で読みあって、おすすめしたいと思ったものを展示することにしました。選書にあたってはインターネット上の非公開の掲示板を利用し、およそ10名で一年半ほどかけて、5回の選書会議を重ね108冊のリストを作りました。展示する本には、保護者にも配慮して日本語、ポルトガル語、スペイン語の3カ国語の解題をつけました。
 そして、これらの本を、日本人と在日のラテンアメリカ出身の人びとが同じ場で分かち合ってもらうため、ブラジルやペルーにつながる住民が多く、多文化共生に先進的な取り組みを行う横浜市鶴見駅前にある区立のギャラリーを会場に選びました。子どもゆめ基金からのご支援をうけ開催された12月22,23日の「開いてみよう!見てみよう! 子どもの本でラテンアメリカめぐり展」では、本とともに、風景や人の写真、民芸品を展示してラテンアメリカの雰囲気を味わってもらい、本の内容にもとづくクイズラリー、スペイン語やポルトガル語で書かれた絵本を自由に読めるコーナーや、切り紙、心配引き受け人形といった絵本に登場する手仕事の文化を紹介し、実際に自分で作ってもらうワークショップを実施しました。また、日本とボリビアふたつの国をルーツにもつ少女を主人公にした『わたしはせいかガブリエラ』(福音館書店)の作者東郷聖美さんと一緒に絵を描くという企画や、読み聞かせ、日本で出版されたコロンブス関連の児童書を通して歴史を知るための展示も行いました。この様子は会のブログでご覧いただけます。
 二日間の来場者はおよそ260人。親子連れや地元のブラジル人学校の生徒さんたちも来場してくれましたし、横浜市内だけでなく、都内、関西地方のラテンアメリカ出身者の支援にたずさわっている方々や、ラテン・コミュニティのなかで子どもの支援にかかわる先生やお母さん、展示された図書の著者の方や司書の方、学校の先生、日系ブラジル人向けのテレビ局、出版関係者など多くの方が熱い関心を寄せてくださいました。
 今年3月には、大崎で開催された子どもの本の日記念フェスティバルに参加しました。こちらでは、鶴見で展示した図書を使い、ペルー出身のカルメン・ディアスさんや、ブラジルの絵本の翻訳者松本乃里子さんにご協力をいただいて、ペルーの昔話の語りや、絵本『やんちゃなマルキーニョ』(ジラルド作、静山社)の読み聞かせ、お人形づくりのワークショップなど、小規模ながら充実したものになりました。
 これからの活動 こうした本のセットの貸し出し(今秋は愛知県内の小学校で一か月間の図書展が予定されています)のほかにも、これまでの活動のなかで出会った方たちから、ラテン・コミュニティを対象としたお話会や、国際交流イベント、図書館の選書に関するご相談なども受ける機会が出てまいりました。小さいグループではありますが、米国やカナダで出版されているようなバイリンガルの絵本の製作にもいつか取り組めたら、と大きな夢も抱いています。こちらのニュースレターでも、今後ラテンアメリカの子どもの本に関する情報などを紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(文責・伊香祝子) そんりさ139号(2012年10月6日発行)に掲載


日本ラテンアメリカ協力ネットワーク http://www.jca.apc.org/recom/
11月11日からはECAP(社会心理行動と共同体研究グループ)のファシリテーターであり、グアテマラ先住民族のマヤ・ケクチ女性アナ・アリシア・ラミレス・ポップさんを招いたスピーキングツアーが全国で行われるそうです。詳しくは上記HPをどうぞ。

2012年11月3日

愛知県豊川市立千両小学校で絵本展

10月15日から11月10日まで愛知県豊川市立千両(ちぎり)小学校で絵本展が開催中です。

 ラテンアメリカにつながる人びと、子どもたちと日本人がなかよく暮らしていくための活動の一環として、昨年、ラテンアメリカに関する子どもの本の展覧会を開きました。その後、この活動を実際に子どもたちのいる場に持っていきたいと考えていたところ、機会を得て豊川市立千両小学校で展示することになりましたので、その様子をご紹介します。  
 千両(ちぎり)小学校は外国籍の子どもたちも多く通い、その大半はブラジルやペルー、ボリビアなどラテンアメリカにつながる子どもたちです。小学校の読書週間の期間に合わせて、本の展示をすることになりました。
 11月10日(土)の午前中(9:00~11:40)は学校公開日なので、保護者の方や地域の方、この催しに興味をもたれた方は、見学することが可能です。絵本展の会場は「アミーゴ教室」になります。普段から外国籍の子どもたちと活動している、近隣のみなさまにご覧いただければ、と思います。  
 
 今回は小学校ということで、対象年齢に合わせ絵本を中心に日本で刊行されている本77冊と、原語の本29冊、あわせて106冊を展示しています。 
 
 展示中の10月18日には会員が出張授業にうかがいました。
  <出張授業のようす>
 まずは国際学級での授業。『Esto no es』を原語で読むと、スペイン語やポルトガル語で答えてくれる子どもたち。なごやかな雰囲気のなか、環境保護を訴える絵本『アマゾン』をポルトガル語と日本語で読み、遠くブラジルの熱帯雨林に思いを馳せました。子どもたちは教室に並べてある原書絵本に興味を持ってくれたようでした。
  次の時間は、4年生全員と国際学級の6年生の合同授業。『わたしはせいか・ガブリエラ』(東郷聖美作 福音館書店)の日本語部分を千両小学校の先生、スペイン語部分を会員と、一緒にバイリンガルで読むと、親しみを持って絵本に見入ってくれました。アマゾン民話『ガラシとクルピラ』(福音館書店)を読んだあと、ブラジルの作家がお話を書いた、もう一つのクルピーラの本を見せると、その姿に興味津々。クルピーラの守るアマゾンの密林と前の時間に読んだ『アマゾン』の絵本のメッセージを重ねて、授業を終えました。
  両時間とも、最後は展示している本の説明をざっとして、子どもたちに自由に本を手にしてもらいました。 普段、見慣れない本がたくさんあり、原語を聞いたことも珍しかったらしく、日本の子どもたちがラテンアメリカに興味を持ってくれた様子が見られて、うれしかったです。
  読書週間の間、担当の先生は『ペドロの作文』(アリス館)を6年生に読み聞かせをしたり、インターナショナルクラブの子どもに『びくびくビリー』(評論社)を読んで、「心配引き受け人形」を作ったりするそうです。
(右写真)  『ガラシとクルピラ』の絵本を熱心に聞いてくれた子どもたち。貸出したパペル・ピカドや絵地図が教室に飾られています。  
 今後、ご希望の学校、団体等には、このように図書セットの貸出しもしていきますので、ご興味がある方は会までご連絡ください。 

2012年11月2日

【おすすめの本】おばあちゃんのちょうちょ/Borboletas da minha vovó/Mariposas de la abuela

メキシコ / México

バーバラ・M・ヨース作 / Barbara M. Joosse (texto)
ジゼル・ポター絵 / Giselle Potter (ill.)
ふくもとゆきこ訳 / Yukiko Fukumoto (trad.)
BL出版 / BL Shuppan
2006

くらし・文化/ vida e cultura / vida y cultura
絵本 / livro ilustrado / álbum ilustrado
小学校低学年から / a partir de 6 anos de idade / a partir de 6 años

主人公の女の子は、おばあちゃんがだいすき。いっしょにトルティーヤを作ったり、冬にはちょうちょがたくさん集まるマジック・サークルに行くのが楽しみです。そんなおばあちゃんが、死んでしまったのは、ちょうど、ちょうちょのむれが北に向かって飛び立った春の日でした。おばあちゃんがいなくなり、さみしい気持ちの女の子でしたが、11月の死者の日のお祭りで、おばあちゃんを心で「感じる」ことができます。お祭りの間に北からもどってくるオオカバマダラチョウのふしぎと、日本のお盆にも似た、死者の日のすごし方がわかります。

Uma menina que é a principal personagem desse livro ama sua vovó. Ela gostava de fazer tortillas, de ir, junto com a vovó, para o círculo mágico onde juntam muitas borboletas no inverno. Um dia, na primavera, quando um grupo de borboletas partiu para o norte, a vovó morreu e, com esta perda, a menina ficou muito triste. Mas no dia de finados em novembro há uma festa em que, no coração, a menina pode sentir a presença da vovó. Através do livro, podemos conhecer a maravilha das borboletas que voltam do norte durante a festa e como os mexicanos passam o dia de finados que é parecido com “Obon” do Japão.

La niña, protagonista, quería mucho a su abuela. Lo pasaba bien con ella, haciendo tortillas y paseando a mirar el círculo mágico donde se juntaban muchas mariposas en invierno. Pero un día de primavera en que el enjambre de mariposas se fue al norte se murió la abuela. La niña se sentía muy triste ya sin poder verla, pero el día de los Muertos, el 1 de noviembre, pudo sentirla muy cerca de su corazón. Podemos saber el misterio de las mariposas monarcas(Danaus plexippus), que vuelven a México del norte alrededor del día de los Muertos, y la celebración de los mexicanos en esta  fiesta, que se parece a la celebración del Obon de Japón.