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【おすすめの本】クリスマスまであと九日 セシのポサダの日/ Nove dias até o Natal — O dia de Las Posadas de Ceci/ Nueve días hasta la Navidad — El día de las posadas de Ceci

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メキシコ / México マリー・ホール・エッツ&アウロラ・ラバスティダ作/ Marie Hall Ets & Aurora Labastida (Autor e ilustrador) / 田辺五十鈴訳/Isuzu Tanabe (trad.) 冨山房/ Fuzanbo 1974 (1959) くらし・文化/ vida e cultura / vida y cultura 絵本 / livro ilustrado / álbum ilustrado 幼児から / a partir de 4 anos de idade / a partir de 4 años ポサダは12月16日から24日までの9日間にわたって行われるメキシコの伝統行事。身重のマリアが夫のヨセフと宿を求め歩いたことにちなんで、子どもやおとなが聖歌を歌いながら近所の家々をめぐり、その日宿を提供する役目の家で、パーティをします。はじめて自分の家でポサダのおもてなしをすることになった女の子のわくわくした気持ちや、人々の普段の暮らし、楽しい準備、パーティの目玉、「ピニャータ割り」などをていねいに描いた絵本。ベージュ色の画面に繊細に描かれた鉛筆画が美しく、添えられた鮮やかなピンクや黄色が生き生きとした町や店の様子を伝えます。 Las Posadas são festas tradicionais mexicanas que se celebram durante 9 dias desde o dia 16 até o dia 24 de dezembro, recordando a busca de abrigo por José e Maria grávida de Jesus. Crianças e adultos visitam as casas vizinhas cantando cantos religiosos, e a festa é realizada em uma casa designada como a pousada do dia. O livro descreve detalhadamente a emoção de uma menina protagonista que recebe a festa d...

【おすすめの本】ふゆのゆうがた/Uma tarde de inverno/★Tarde de invierno

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アルゼンチン / Argentina ホルヘ・ルハン文/Jorge Luján (texto) マンダナ・サダト絵/Mandana Sadat (ill.) 谷川俊太郎訳/ Shuntaro Tanikawa (trad.) 講談社/ Kodansha 2009 絵本 / livro ilustrado / álbum ilustrado 幼児から / a partir de 4 anos de idade / a partir de 4 años ふゆのゆうがた、家でおかあさんのかえりをまつおんなのこ。くもったまどガラスに おつきさまをかいたら、なかにおかあさんのすがたがみえてきて……。大好きなおかあさんの帰りを待ちわびる気持ち、まどの外におかあさんのすがたを見つけてこみあげてくるよろこびが、やさしい絵と詩からあふれ出してくる絵本。作者はアルゼンチンの詩人・ミュージシャンで「子どものための詩賞」など受賞し、世界中の画家と絵本作りをしたり、こどもの詩のワークショップをおこなったりしています。現在はアルゼンチンの軍事政権時代に移住したメキシコシティに在住。 Numa tarde de inverno. Em casa, uma menina à espera da sua mãe. Quando ela desenhou a lua no vidro embaçado da janela, apareceu a figura da sua mãe....  Este livro de ilustrações e de poema mostra carinhosamente a ansiedade e a alegria que a menina sentiu esperando e encontrando a sua querida mãe. O autor deste livro é poeta e músico argentino que ganhou o prêmio de “Poemas para Crianças” entre outros.  Ele cria livros infantis com pintores de vários países e org...

【おすすめの本】ぼくのいぬがまいごです!/Meu cachorro está perdido!/Mi perro se ha perdido

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プエルトリコ / Puerto Rico エズラ・ジャック・キーツ&パット・シェール作・絵 /  Ezra Jack Keats & Pat Cherr   (texto/ill.)  さくまゆみこ 訳 / Yumiko Sakuma (trad) 徳間書店 /  Tokuma Shoten 2000 移住・移民 / imigração / inmigración 絵本 / livro ilustrado / álbum ilustrado 小学校低学年から / a partir de 6 anos de idade / a partir de 6 años プエルトリコからニューヨークにひっこしてきたばかりのホワニートは、新しい町で友だちができるか不安でいっぱいです。おまけに、かわいがっていた犬がゆくえふめいに…。「ぼくのいぬがまいごです!」と書いてもらった紙をにぎりしめ、自分と同じようにスペイン語しかわからない犬を探しにでかけたホワニートは、身ぶり手ぶりとスペイン語で犬のとくちょうをせつめいします。ロホ、ペルード、サンボ…赤毛がもじゃもじゃの、がにまたで走る犬はみつかるのでしょうか。多くの移民が住むニューヨークの子どもたちが、主人公をおうえんします。 Juanito, recém chegado de Puerto Rico para Nova Iorque, está preocupado com a possibilidade de não poder fazer amigos na nova cidade. Além disso, o cachorro que ele amava tanto sumiu e ele não consegue achá-lo. Ele procura o cachorro desesperadamente com um papel escrito “My dog is lost!” Usando gestos e falando em espanhol, ele pergunta às pessoas se elas não o viram: rojo(Vermel...

【おすすめの本】★ブラジルと出会おう/Vamos conhecer o Brasil/Vamos a encontrar Brasil

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ブラジル / Brasil 谷啓子・富本潤子編 /  Organizador: Keiko Tani e Junko Tomimoto /  Compilador: Keiko Tani y Junko Tomimoto 国土社 / Kokudo-sha 2001 ノンフィクション / não ficção / no ficción くらし・文化/ vida e cultura / vida y cultura 小学校中学年から /a partir de 8 anos de idade / a partir de 8 años おまつりやよく知られている料理、ブラジルで話されているポルトガル語のことば、日系人のことなど、ブラジルのことを知りたいとき、伝えたいときに必要なことが、絵をつかってわかりやすく説明されています。この本をみて、じっさいに料理を作ったり、歌ったり、遊んだりすることで、ブラジルという国やそこにくらす人びとにしたしみをもつきっかけとなることでしょう。本をつくったのは、日本に住むブラジルの子どもたちと長くつきあってきた人たち。ブラジルにつながりのある子どもたちの通う小学校、中学校にぜひそろえておきたい本。 Este livro explica, usando ilustrações em abundância, tudo que queremos saber e ensinar sobre o Brasil: as festas, as comidas típicas brasileiras, a língua portuguesa, os descendentes de japoneses que moram no Brasil,etc.    Fazendo a comida, cantando e brincando, poderemos sentir o Brasil e os brasileiros muito mais próximos e familiares.    É um guia ideal escrito por pessoas que têm anos de convivência com as cri...

【おすすめの本】ぼくのミラクルねこネグロ/O Negro de Paris/★El Negro de París

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アルゼンチン / Argentina オスバルド・ソリアーノ文 / Osvaldo Soriano (texto) ファビアン・ネグリン絵 / Fabi an Negrin (ill.) 宇野和美訳 / Kazumi Uno (trad) アリス館 / Alice-kan 2003 移住・移民 / imigração / inmigración 物語 / narrativa / narrativa  小学校中学年から / a partir de 8 anos de idade / a partir de 8 años 今から30年ほど前、軍人がアルゼンチンをおさめていたころ、ぼくの家族は自由に生きられる場所をもとめて、フランスでくらしはじめました。けれども、ことばはちんぷんかんぷんだし、町にもなじめずとまどうことばかり。そんなぼくのあんないやくになってくれたのはネグロというネコでした。ふしぎな力を持つネグロはやがて、エッフェル塔の上から、お父さんやお母さんがなつかしげに語るふるさとの国をぼくに見せてくれます。アルゼンチンの人びとが大事にしている歴史や文化や、二つの国のあいだを行き来するぼくの気持ちが伝わってきます。 Há 30 anos atrás, quando os militares dominavam a Argentina, a família de um menino decidiu emigrar para a França, onde poderiam morar mais livre e sem ameaças. No entanto, o menino não entendia a língua no país, nem conseguia se acostumar com a cidade. O único amigo que entendia o menino e passeava com ele era o gato mágico dele, o Negro. Um dia o menino foi à Torre Eiffel com o Negro e de cima da Torre, o gato mostrou ...

『そんりさ』にご掲載いただきました。

『そんりさ』は1992年に設立されたRECOM(日本ラテンアメリカ協力ネットワーク)の会報誌です。RECOMは中南米の支援と情報発信を続けている団体で、主な活動は会報誌「そんりさ」の発行や、グァテマラ基金によるグァテマラ共和国の女性団体支援などです。許可を得てその内容を転載させていただきます。  日本ラテンアメリカ子どもと本の会(CLIJAL)について        はじめに  日本ラテンアメリカ子どもと本の会は、日本とラテンアメリカの人びとを、子どもの本を通じてつないでいきたいという思いで、2009年に結成されたボランティアのグループです。メンバーは、スペイン語やポルトガル語文学の翻訳や、スペイン語圏の文化などの紹介に携わる人、また、子どもの本の作り手、図書館関係者などからなっています。   結成の背景  私たちがこのようなサークルを結成したのは、この20年近くの間に、日本に住むラテンアメリカにつながる人びととその子どもたちの数が増えたことにあります。1990年の入管法の改定によって、南米の国々から多くの日系の人たちやその家族が来日し、この国で働くようになりました。  なかでももっとも多いブラジルとペルー二か国の外国人登録者数は、一時期には37万人を超えました。最初は日本を単なる出稼ぎ先と考えていた人たちのなかにも、家族を呼び寄せる人、日本で結婚し子どもが生まれる人も出てきました。子どもたちのなかには日本の学校に通う子どももいましたが、ブラジル人学校や通信教育などで、ポルトガル語やスペイン語で教育を受ける子どもたちもいました。しかし、2008年秋のリーマン・ショック以降、仕事がなくなった親と一緒に帰国する子どもや、通っていた民族学校が閉鎖される子どもたちがでてきました。2011年末の統計では、二か国の登録者合わせて27万人(ブラジル:21万人、ペルー:5.2万人)ですが、年齢層でみると0歳から19歳の滞在者数が全体の2割強で、子どもの教育がコミュニティの大きな関心事となっていることがうかがえます。    日本にくらす子どもたちが感じる不自由はさまざまです。学校では、親たちが日本の教育制度をしらないために起こる問題、個性を認めず”マジョリティ”の文化をおしつけるような風潮、言語の問題が原因で起こる学力不足。また、出身国でスペイン語やポルトガル語で教育...

愛知県豊川市立千両小学校で絵本展

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10月15日から11月10日まで愛知県豊川市立千両(ちぎり)小学校で絵本展が開催中です。  ラテンアメリカにつながる人びと、子どもたちと日本人がなかよく暮らしていくための活動の一環として、昨年、ラテンアメリカに関する子どもの本の展覧会を開きました。その後、この活動を実際に子どもたちのいる場に持っていきたいと考えていたところ、機会を得て 豊川市立千両小学校 で展示することになりましたので、その様子をご紹介します。    千両(ちぎり)小学校は外国籍の子どもたちも多く通い、その大半はブラジルやペルー、ボリビアなどラテンアメリカにつながる子どもたちです。小学校の読書週間の期間に合わせて、本の展示をすることになりました。  11月10日(土)の午前中(9:00~11:40)は学校公開日なので、保護者の方や地域の方、この催しに興味をもたれた方は、見学することが可能です。絵本展の会場は「アミーゴ教室」になります。普段から外国籍の子どもたちと活動している、近隣のみなさまにご覧いただければ、と思います。      今回は小学校ということで、対象年齢に合わせ絵本を中心に日本で刊行されている本77冊と、原語の本29冊、あわせて106冊を展示しています。     展示中の10月18日には会員が出張授業にうかがいました。   <出張授業のようす>  まずは国際学級での授業。『Esto no es』を原語で読むと、スペイン語やポルトガル語で答えてくれる子どもたち。なごやかな雰囲気のなか、環境保護を訴える絵本『アマゾン』をポルトガル語と日本語で読み、遠くブラジルの熱帯雨林に思いを馳せました。子どもたちは教室に並べてある原書絵本に興味を持ってくれたようでした。   次の時間は、4年生全員と国際学級の6年生の合同授業。『わたしはせいか・ガブリエラ』(東郷聖美作 福音館書店)の日本語部分を千両小学校の先生、スペイン語部分を会員と、一緒にバイリンガルで読むと、親しみを持って絵本に見入ってくれました。アマゾン民話『ガラシとクルピラ』(福音館書店)を読んだあと、ブラジルの作家がお話を書いた、もう一つのクルピーラの本を見せると、その姿に興味津々。クルピーラの守るアマゾンの密林と前の時間に読んだ『アマゾン』の絵本のメッセージを重ねて、授業を終えました。   両時間とも、最後は展示して...

【おすすめの本】おばあちゃんのちょうちょ/Borboletas da minha vovó/Mariposas de la abuela

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メキシコ / México バーバラ・M・ヨース作 / Barbara M. Joosse (texto) ジゼル・ポター絵 / Giselle Potter (ill.) ふくもとゆきこ訳 / Yukiko Fukumoto (trad.) BL出版 / BL Shuppan 2006 くらし・文化/ vida e cultura / vida y cultura 絵本 / livro ilustrado / álbum ilustrado 小学校低学年から / a partir de 6 anos de idade / a partir de 6 años 主人公の女の子は、おばあちゃんがだいすき。いっしょにトルティーヤを作ったり、冬にはちょうちょがたくさん集まるマジック・サークルに行くのが楽しみです。そんなおばあちゃんが、死んでしまったのは、ちょうど、ちょうちょのむれが北に向かって飛び立った春の日でした。おばあちゃんがいなくなり、さみしい気持ちの女の子でしたが、11月の死者の日のお祭りで、おばあちゃんを心で「感じる」ことができます。お祭りの間に北からもどってくるオオカバマダラチョウのふしぎと、日本のお盆にも似た、死者の日のすごし方がわかります。 Uma menina que é a principal personagem desse livro ama sua vovó. Ela gostava de fazer tortillas, de ir, junto com a vovó, para o círculo mágico onde juntam muitas borboletas no inverno. Um dia, na primavera, quando um grupo de borboletas partiu para o norte, a vovó morreu e, com esta perda, a menina ficou muito triste. Mas no dia de finados em novembro há uma festa em que, no coração, a menina pode sen...

【おすすめの本】ペドロの作文/A redação/★La composición

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チリ / Chile アントニオ・スカルメタ文 / Antonio Skármeta (texto) アルフォンソ・ルアーノ絵 / Alfonso Ruano (ill.)  宇野和美訳 / Kazumi Uno (trad) アリス館 / Alice-kan 2004 (1998) 歴史・社会 / história e sociedade / historia y sociedad 絵本 / livro ilustrado / álbum ilustrado 小学校中学年から  / a partir de 8 anos de idade / a partir de 8 años サッカーが大好きなペドロの住む町では、最近軍人のすがたをよく見かけるようになりました。サッカーをしているとちゅうで、友だちのお父さんが軍人につれさられた次の日、学校に大佐が来て作文を書かせました。題は「わが家の夜のすごしかた」。ペドロはどんな作文を書いたのでしょうか。1973年に起きた軍事クーデターという、チリの人々にとってわすれられない時代の物語です。軍事独裁のおそろしさ、おとなから教わらなくてもほんとうのことを見ぬいたペドロのかしこさから、自由のたいせつさがつたわってきます。 Um menino chamado Pedro gosta muito de jogar futebol e, recentemente, ele tem visto muitos militares nas ruas. Um dia quando ele estava jogando bola, o pai do amigo dele foi preso por um militar. No dia seguinte um comandante militar foi à escola de Pedro e mandou escrever redações com o tema: ”Como nossa família passa as noites.” O que será que Pedro escreveu na redação dele? Esta história se passa no ano 1973, quan...

The Storyteller's Candle / La velita de los cuentos

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日本の図書館などの催しでよく行われる、お話し(ストーリーテリング)は、19世紀末の米国(アメリカ合衆国のこと。以下同)の一部の図書館から始まったとされています。読み聞かせとは違って、このストーリーテリングは、語り手は本を媒介とせず聞き手に直接語りかけるようにして、自分の頭のなかに入れてあるお話をします。ときにはろうそくの灯りのもとでお話を語ることがあるようで、本書のタイトルもそこからきています。  舞台は1929年の冬、ニューヨーク。ほんの数ヶ月前に故郷のプエルトリコからニューヨークにやってきたイルダマールは、家族や親せきとともに暖かいプエルトリコのクリスマスを恋しく思っていました。そんなイルダマールといとこのサンティアゴが通っていた学校に、公立図書館からやってきたのがプラ・ベルプレさんという英語とスペイン語でお話をしてくれるプエルトリコ人の司書でした。ベルプレさんに誘われたイルダマールたちが図書館へ行ってみると、そこにはスペイン語の本や雑誌がありました。そしてイルダマールたちは、ベルプレさんや「バリオ」と呼ばれる集住地域のおとなたちと力を合わせて、プエルトリコ風のクリスマス(正確には公現節:カトリックの信仰をもつ人びとは、東方の三博士が、誕生したばかりのイエス・キリストを訪問した故事にならい、1月6日にお祝いや子どもたちへのプレゼントをする)のパーティーを開くことになるのです。  プラ・ベルプレは、米国の公共図書館初のプエルトリコ系司書で、1920年代初頭から子どものための司書として公共図書館で働きながら、プエルトリコの民話にもとづく子どものためのお話などを執筆しました。1996年には、ラテンアメリカにつながるすぐれた児童文学の作家・画家に与えられる「プラ・ベルプレ賞」が設立されています。ちなみに本書は2009年の同賞を受賞しています。  ここでプエルトリコについて、少しふれておきましょう。プエルトリコは、カリブ海にうかぶ島々で、キューバから東へエスパニョーラ島(ハイチ、ドミニカ共和国がある)を飛び越えたところにあります。プエルトリコはもともと先住民のことばで「ボリンケン」と呼ばれていましたが、1493年にコロンブスによって「発見」され、スペイン語で「豊かな港」と呼ばれるようになりました。それ以来400年にわたってスペインの植民地でしたが、1898年の米...

子どもの本の日フェスティバル

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2012年3月17日(土)、18日(日)の両日、山手線大崎駅に隣接しているゲートシティ大崎で行われる子どもの本の日フェスティバルにて、「開いてみよう! 見てみよう! 子どもの本でラテンアメリカめぐり展」が開催されます。 ・ラテンアメリカに関する子どもの本108冊の展示   日本語+ポルトガル語+スペイン語の説明つき。一部原作本も展示。 ・1950年代から日本で出版されてきた、コロンブス関連の本の展示 ・グアテマラの心配ひきうけ人形のワークショップ    親子で、子どもどうしで、お気軽にどうぞ。    チリの読書グループが大地震のあとに行った、心配ひきうけ人形を使った活動もパネルで紹介。 ・ラテンアメリカクイズラリー 展示本にこたえがあります。全問正解した方にはプレゼントを進呈。 ・読み聞かせ(随時) ※展示とワークショップ等はすべて無料です。 場所:ゲートシティ大崎地下 ギャラリー (JR大崎駅南口より1分) アクセスは こちら から。  お問い合わせ: tokioclijal@gmail.com 昨年、設営の途中で地震に見舞われ中止となってしまったイベントです。 展示図書を通してラテンアメリカをより身近に感じていただければうれしいです。 現在、私たちの会のかわいい3枚組絵ハガキセットを制作中。会場で販売の予定です。 多くの方のご来場をお待ちしています。

図書展のご報告

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遅くなりましたが、昨年 12 月 22 ・ 23 日に実施した「開いてみよう! 見てみよう! 子どもの本でラテンアメリカめぐり展」のご報告です。 会場となった横浜市鶴見区は、 1990 年代から多くのラテンアメリカ系の住民の方がくらしはじめ、多文化共生の街づくりを積極的推進しているところです。昨年春にオープンしたばかりの鶴見区民文化センターサルビアホールのギャラリーで行った図書展には、2日間で 260 人もの方がご来場くださいました。 会場は大きく3つのスペースに分け、ひとつめは本の展示コーナーで、ここには日本語・スペイン語・ポルトガル語の 3 言語で要約をつけた 108 冊の日本語で書かれたラテンアメリカについての / ラテンアメリカ出身の作家による、子ども向けの絵本や読み物を展示しました。 さらに、 1950 年代から日本で出版されたコロンブス関連の児童書も展示しました。展示の本でこたえをさがせるクイズラリーは、子どもにも大人にも好評でした。 コロンブス関連の児童書 奥のワークショップコーナーでは、パペル・ピカド(メキシコの絵本などにしばしば登場する切り紙細工)の教室、『びくびくビリー』という絵本に登場するグアテマラ土産として有名なお人形からヒントをもらった人形作り、絵本作家の東郷聖美さんによるおえかきワークショップなどを行いました。 また、ワークショップスペースの向かいの、 ブランケットを敷いた読書コーナーには、スペイン語・ポルトガル語、あるいはそれらの言語と日本語または英語で併記された絵本を置き、自由に手に取って読むことができるようにしました。 その一角には、華やかなクリスマスの飾りつけをし、クリスマスにちなんだラテンアメリカのお話の本や写真を飾りました。 展示した本を熱心に読む来場者 ご来場者からは、 ・ とても興味深かった。このような文化的な活動を続けてほしい。日本とラテンアメリカの統合と友好のために。(女性、 20 歳以上、スペイン語アンケートから) ・良質な本達との出会いにまず感動しました。半日じっくりと読ませていただき、「幸せな時」を過ごすことができました。パペルピカド体験も満足!親切なご指導をいただき無事完成! 飾らせてもらいます(男性...

ラテンアメリカに関する子どもの本の展示@浜松 のお知らせ

2月25日(土)に開催される下記のシンポジウムの会場内で、昨年12月に私たちが鶴見で展示したラテンアメリカに関する子どもの本100冊あまりが、展示されることになりました。 1日だけですがお近くの方、ご興味のある方は、どうぞお運びください。 ++++++++++++++++++++++++++ 在日南米人幼児の就学に向けた支援を考える -就学前に何を習得すべきか- ++++++++++++++++++++++++++ 浜松市を含む外国人集住地域では保育の国際化が進み、保育現場で外国人の子どもを見かけることも稀ではなくなりました。日本語を母語とせず、日本文化にも馴染みの薄い家庭に育つ外国人幼児が近い将来、公立小学校に入学し、問題なく学習活動に入っていくために、幼児期の支援はどうあるべきなのでしょうか。本シンポジウムでは、浜松市に多く居住する在日南米人幼児に焦点を当て、幼児期における就学支援の必要性やその内容・方法について考えます。 開催日時: 2012 年 2 月 25 日 ( 土 ) 13:00 ~ 16:00 <無料・事前申込不要> 会場:浜松学院大学 (浜松市中区布橋 3-2-3 ) 対象:就学前の外国人児童の支援に関心のある方、保育士、幼稚園教諭など 主催:浜松学院大学 地域共創センター 後援:浜松市教育委員会 問い合わせ先: 053-450-7000( 代 ) ■内容 第Ⅰ部 研究報告 「在日南米人幼児の保育と就学レディネス―浜松市での複数の調査から-」    三輪千明 浜松学院大学 教授 「ノルウェーの移民政策と教育・保育」    中田麗子 ベネッセ教育研究開発センター研究員 コメント  二井紀美子 愛知教育大学 准教授 第Ⅱ部 パネルディスカッション 「在日南米人幼児が備えるべき就学レディネスの内容と支援のあり方」 <パネリスト> ・岡田安代 愛知教育大学外国人児童生徒支援リソースルーム アドバイザー    「愛知県プレスクール事業の概要と実践」 ・佐藤公一郎 シンエイランド 園長    「在日南米人幼児の多い保育所での実践」 ・内山夕輝 浜松国際交流協会 コーディネーター    「就学前外国籍児童学校体験教室ぴよぴよクラスの概要と実践」 ・中田麗子...